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ようやく「Distance」が終わりました。
改稿の分際で、長々と時間がかかってすみませんでした。











【以下、多分ネタバレ】












……と、ネタバレ警報を出すことはないだろうと思うんですがね。
だって、「White Road」読んで下さっている方は、彗介と瀬名の恋の結末を知っているし、そうじゃなくたって冒頭で別れてんのバレバレなわけでw

そんなわけで、二人の……いえ、彗介の瀬名への恋の始まりから結末までを描いたお話が完結しました。

ここから数年後が、「White Road」へと続いています。



恋の結末。
いろいろあるのかもしれませんが、大きく言って主流は二つかなと思います。

続くか。
終わるか。

そして終わりを迎える恋が切ないのはきっと誰でも同じですが、わたしは密かに、『想い合っているのに迎えなければならない終わり』と言うのが、一番苦しくて後味が悪いような気がします。

だって後悔が残るから。


本当はもっとどうにかしようがあったんじゃないのか? ……だって、想い合っていたから。
一つ選択が違っていれば、今も一緒に歩いていたんじゃないのか? ……だって、想い合っていたから。
何かのきっかけでもしかすると、戻ることが出来るのかもしれない。……だって、想い合っていたから。


そんな想いが胸の内に残っていれば、いつまで経っても綺麗な思い出に変えるのは難しいでしょう。
いえ、別れの言葉を切り出すことさえ、なかなか出来るものじゃありません。




実を言えば、わたしは一度だけあります。
大好きで大好きで大好きで……彼だけいてくれれば何もいらないくらい好きで……。
そんな彼に、自分から別れの言葉を告げたことが。

別に彗介と状況は違いますが、その決意をするのにどれほどの勇気が要って、どれほど泣いたか。
いえ、結論を出してからも泣き続けました。

だって、わたしがその言葉を口にさえ出さなければ、会えていたんだもの。
なのに、会えなくしたのは自分自身で。
だけどやっぱり会いたくて。



余り支持してもらえそうにない(笑)彗介と瀬名の恋愛、そして結末ですが、ここを通り過ぎて「White Road」の未来があります。
ちなみに「White Road」よりも「Distance」の方が本来先に書かれていたものなので、実際「White Road」は「Distance」の彼らの経験を踏まえて書きました。




そんな彗介のお話もとりあえずはここで、一区切り。
お付き合いくださった方、ありがとうございました。










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せっかく今「Distance」を書いているので、久しぶりにここのカテゴリでも書いてみようかなあと。
これを書き終わったら続きを書こ~っと。
……とかやってるとタイムリミットになっちゃったりするんだろうな。


「Distance」を通して、主人公である彗介はずっと「自分の現状と未来」に不安を抱いています。
主人公が元々テンションが高い奴ではない上に、加えてずーっと不安感を抱えているので、それが総じてこの話のテンションを低めてしまっているんですけど。

実際、こういう不安を抱えている人ってどのくらいいるものなのかなあ。


いちおは、ちょうど彗介と同じ年くらいの頃、物凄くコレについて悩んでいたんですよね。
「このままで良いのか」とゆーか。
「このままの生活を続けて、一体自分は人生に満足できるんだろうか」とゆーか。

何かわからないですけど、そういうことです。


何か違う毎日を送りたい。
普通すぎるほど普通の中に埋もれて、刺激的なことが何ひとつないままの人生を送るのは嫌。
でも、何をして良いかわからない。
何かを出来るほどの自信も能力もない。
実際に行動に移すだけの度胸も行動力もない。
だけどこのままじゃ嫌。
こんな毎日をずっと繰り返すのは嫌。


……って感じでしょうか。


特に、一応やりたいことはあったので、尚更だったのかもしれないですね。
「やりたいのはこれじゃないのに、一歩を踏み出す度胸がない自分のせいで状況が変わらない」ことがわかっていたので。


何の問題もおきていない現状を覆すのは、結構大変です。
更に言えば、自分ひとりで生きているわけではないので、状況を大きく変えるに当たって説得しなければならない人間と言うのも周囲に一人や二人はいるでしょう。

わたしの場合は、実際に行動を起こした時に親と大モメにモメたわけですけどねw(「それならこの家を出て行けー!」「出てってやるよ!」ですw)


だから、自分にいろいろ言い訳を用意していました。

「だって、会社辞めたら親に怒られるし」
「彼氏が嫌がるし」
「今の職場だって困るだろうし」

実際は、それは全部言い訳に過ぎず、自分自身に行動に移すだけの勇気がないだけだったんですけど。



「Distance」を通しての彗介は、比較的その頃の自分と重なる部分もないでもないです。
やりたいことはあるのに、うまく動かない自分の人生への葛藤みたいなもの。

きっとみんなあるんだろうなあ、と思いながら書いてます。







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【「White Road」「STEP BY STEP」を知らないと意味不明かも。ついでに言えば、多分ネタバレ】


同サイト内に「White Road」と言うお話がありますが、同じ如月彗介の一人称と言う視点で(概ね)恋愛ものです。

「Distance」の彗介は、23歳。
「White Road」の彗介は、27歳~29歳。

同じ人物で、性格に大して違いはないものの、過去と現在それぞれ相手が異なる恋愛を描いているわけですが、恋愛そのものに対するテンションが違う……ような気がしています。


多分、「Distance」の方が、恋愛におけるテンションが、ちょっと高い。


「Distance」で瀬名のそばにいられるだけで軽く浮かれている彗介は、「WR」ではそういうテンションにはならないんですよね。もうちょっとテンション低いのw



一応これには、「時期」「年齢」を意識していると言う理由があります。



何も、飛鳥よりも瀬名の方が本気度が高かったとか、そういう話ではなく、それはありえないんですけども(何せ「これで最後」と決めてるくらいですから)。
「STEP BY STEP」の中で彗介自身がちらりと触れているように、「WR」の頃の彗介は、もはや「熱砂の上を飛び跳ねている」ようなハイテンションではなく、もっと落ち着いちゃって、もっと現実見ちゃってるんですよね。

恋愛のテンションは、人にも寄るでしょうが、概ね若ければ若いほど高くなりがちです。
経験値が浅い頃ほど、何ごとも夢中になるわけですから。



そんなわけで、「WR」よりは少し浮かれ気味の彗介くんを楽しんでもらえればいいなあと思ったりしています。


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「WR」の次に更新しようと思う分をほぼ書き終わったので、続いて「Distance」を書いてます。

おぉ。
何やら最近、ペースが早いです(?)。
でも出来たら出来た分更新しちゃうので、またしばらくは貯金がからっぽになって更新が滞るのでしょう。


そんなこんなで「Distance」の続きを一生懸命書いているんですが(何かもー、修正って言うより書き直しになっちゃってるよ・・・)、自分のテンションを上げる為に、良く曲を聴きます。

勝手に自分でお話のイメージの曲を決めて聴きながら書くんですけど(なので、それを書いてる間は狂ったように同じ曲を聴いている)。


「Distance」のイメージに勝手に決めた曲。
これ、物凄い思い入れがあるんです、わたし。
誰の何かは(例の如く)言いませんが、「Distance」もさることながら・・・「Distance」に被るわたし自身の体験や時期がその曲にイメージとしてくっついてて。



・・・聴くと、胃が痛くなります(w



わたしの書くものはそもそもテンションが高いとは言いにくいんですが、中でも彗介が主人公のお話は、主人公のテンションが低いのでテンションが低いお話になりがちなんですけど、「Distance」は更に一層テンションが低くなります(w

シリアス度、高いとゆーか。多分。



その曲を聴くと、リアルにいろんなことを思い出して、胃が痛くなりながら仕事しなきゃいけないよーな気分になって、「Distance」書いてます(わけわからん)。



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校正して、再アップに踏み切りました。

もう既に読んで下さってた方・・・以前の話と大筋に大幅な変更はありません。

・・・きっと。

エピソードはかなり増える・・・かもしれません(←見切り発車?)。



前の文章そのものの粗さがとても気になっていたんですよ。
ですので、基本的にはそれを修正していくわけなんですけど(描写とか、言い回しとか、そう言うの)。

それに伴って・・・話の構成もね、何かこう・・・展開が早すぎる節があったので、もう少し広げてもう少しゆっくりにしたいと考えています。

だからエピソードやワンシーンの中身はもう少し・・・増えると思います。いろいろ。



彗介を書くのは好きです。
多分1番好きです。
だから、「Distance」は校正かけてても楽しいし書きやすいです。

あとね、前のあとがきか何かに書いてるような気もしますが、「Distance」はお話そのものに思い入れが深いです。
どの話よりも自分自身の気持ちとか経験とかをなぞってる部分があるような気がします。
このお話の中の彗介と瀬名はわたしの分身ばりに、思い入れてます。

「WR -Side A-」も直したいんだけどな・・・。



んですけど、他の3つを書いてるのは今までと変わらずなので、「Distance」に関しては更新は気紛れ、出来次第アップみたいになると思われます。



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